奥の細道・序文
タロット読み師のアドリアーナです。
先日の「1日1枚」のブログ記事 で小さな用紙に1枚だけ硬筆を書いていることをお知らせしましたが、1週間弱で奥の細道の序文をさらうことができましたので、藁半紙に通しで一気に書き上げてみました。
奥の細道・序文
松尾芭蕉
硬筆をやられていらっしゃる方なら当然ご存じですが、行の上下をきっちり揃えるのが本来です。しかし、中程の2行ほどわずかに短くなってしまいました。
俳句を確立させ、忍者説まである芭蕉先生の「さすらいたい」「じっとしていられない」「ソワソワする」感がよく現されたこの序文。
年をとると、モノや立場に執着するタイプ、もう何もいらないフットワーク軽くいたいというタイプ、その中間、いろいろでしょうが、あなたはどんなふうにこれからの人生を過ごしたいですか。
そんなことを考えさせられる奥の細道の序文です。
ざっくり内容:月日というのはまさに旅人。私も彷徨い歩きたい衝動が押さえられず、東京の自宅も引き払い旅に出る。その家には新しい住人が雛飾りなどして住むのだろうか。
水分はさまざまに形を変えていきます。
雲、霧、雨、雪、川、池、海
体のほとんどが水分でできている人間も、その時その時で姿形を変えながら、どんどん移動していくのが良いのでしょう。
澱み腐った水にならないように。
Stella Maris Adriana
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