【連載】スモールビジネスの始め方(4)
タロット読み師のアドリアーナです。
このカテゴリーでは私自身の経験を混じえながらの『スモールビジネスの始め方』について色々書いていこうと思います。本名名義では、ビジネスアドバイザリー(開業サポート支援、ブランディング、カウンセリングetc...)もご提供しております。そこで、タロット占いの仕事をどのようにここまで拵えてきたかの実際の経験とともにお伝えしてまいります。
▼これまでの記事
【連載】スモールビジネスの始め方(1)
【連載】スモールビジネスの始め方(2)
【連載】スモールビジネスの始め方(3)
まずはたくさんアイディアを出すこと
「スモールビジネス」なので、現在の仕事を全て辞めてゼロからの完全なる起業というよりも、イメージとしては現職と並行して、少しづつ育てていくものになるかと思います。
で、大事なのが「何をやるか」です。
きっとたくさんアイディアが出てくるでしょう。
出てきませんか?
ぜひ、現実的なリアルなことから、ちょっとアホみたいなことまで(笑)せっかくなのでたくさん考えましょう。今の時代、あまりがっつりひとつだけに集中するよりも、細かくやれるビジネスを複数走らせて、それぞれに小さく顧客を作る方が得策です。
アドリアーナも、BtoCビジネスの中心は「店舗での対面タロット占い」ですが、それ以外に下記の業務も並行してご提供しています。
(1) LINEで通話占い:50分5,000円
(2) メール占い:1往復2,000円
(3) タロット学院講師:280,000円
(4) 護符制作販売:1,000円〜
(5) アクセサリー制作販売:3,000円〜
(6) ホームページデザイン:100,000円〜
(7) 印刷物デザイン:15,000円〜
(8) ビジネスアドバイザリー:100,000円〜
(4) 護符書きは、元から字やイラストを描くのが好きで書道を学んだところからの転用ですし、(5) アクセサリー制作も趣味から派生したこと、(6)(7)(8) デザイン系やビジネスアドバイザリーはイベント会社でのプロデュース業やデザイン業務をBtoC用に転用させています。
えっ!アドリアーナって占いだけやってると思ってたけど、結構色々やってるんだな〜!とお思いになられたことでしょう。
なぜこんなに複数走らせているかは、次の項目でご説明します。
私はペン一本で描く線画イラストが趣味なのですが、これまでにいくつかお仕事にもなりました。「仕事にする」という意思を持って、少しづつでも進めば良いのです。
やるなら "現在を補えること" を
私は16年前に独立してイベント企画制作会社を起業しましたが、その間に (1) リーマンショック (2) 東日本震災&原発事故 の影響をモロに受けた、非常に大変な数年間を経験しました。私のイベント業務は企業や官公庁の「宣伝・広告・プロモーション」であるため、不景気や災害や崩御系があると企業はあっさり中止、そして予算を削っていきます。
3.11では決まっていた案件が『1年分』飛びましたし、「2度あることは3度ある」だろうと考えました。実際、2020年のコロナ禍は3度目で、(1)(2) の比ではないほどのダメージです。
しかし、3.11の中で考えたことは、こういう時にもダウンしないコンテンツ、サービスに取り掛かっていこうと思い、たどり着いたのがタロット占いでした。
実際、コロナで大変な世の中になっても(=イベント業は壊滅状態)、タロット占いの仕事は全く途切れるどころか、どんどんたくさんの方がお越しくださいます。都心の大手さんの「占いの館」系が、人の集中する狭い構造のためコロナ禍では少し敬遠されたりして、大手さんは電話占いに大きくシフトチェンジされました。そういった影響もあるのか?わかりませんが、完全プライベート空間での対面鑑定に需要があるのかと思います。
本業であるイベント企画制作業務が完全に近いほど途絶えても、おかげでしっかり生き延びることができました。大阪に2店舗目を持つこともできましたし、"補って余りある" ほど、です。
とはいうものの、対面鑑定だけを大動脈にしていては、また、何が、どんなことがあるかわかりません。それで私は複数、小さなビジネスを走らせているのです。
今からスモールビジネスをやろうという方は、まずは現在ご自身がやっているお仕事と逆のベクトルのことをお勧めします。
もしあなたが現在、時間を提供する仕事(企業の社員、時給アルバイトなど)なのであれば、時間を売る仕事ではなくて、何かを制作販売するような「納品系」が良いでしょう。休日や隙間時間にできることがお金に変わるのが理想です。
その逆で何かを納品する仕事の方は、時間を拘束されることで対価を得られるようなこと、例えばそれこそ、占いの対面鑑定や通話鑑定などです。
例えばすでに、WEBデザイナーとして勤務されている方が、個人名義でWEBデザインの仕事をやるのは、少しスモールビジネスへのチャレンジとは意味合いが異なりますね。
私の場合は、「好景気だと大きく稼げる仕事」をやっていたため、その逆で「不景気でも消えない本質的な仕事」という補い方をしました。
今日はここまでです。
Stella Maris Adriana
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